「あなたの子を妊娠したみたい」

自分の本命の彼女や妻以外の女性にこう言われて動揺しない男性はいないでしょう。

「早くしないと中絶できる期間が過ぎてしまう」「生まれたら認知して養育費を払わなくてはならない」…など様々な不安が頭をよぎることでしょう。

しかし焦ってはいけません。妊娠詐欺の可能性があるからです

ここでは、妊娠詐欺の手口や対処法など、解決のために知っておくべき知識について弁護士がわかりやすく丁寧に解説していきます

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妊娠詐欺とは

妊娠詐欺(中絶詐欺とも呼ばれています)とは、妊娠したかのように嘘をつき、中絶費用診療費出産費用等を騙し取ることを言います。

中には、流産をした、子供が産めない身体になったと嘘をついて慰謝料を請求してきたり、しばらく仕事ができなくなったと休業補償を求めてくることもあります。

特に、ネットでの出会いや、割り切り・援助交際、ワンナイト、遊びで関係をもった場合にこのような被害にあうケースが目立ちます。

なお、中絶費用等を騙し取れば詐欺罪、騙し取れなかったとしても詐欺未遂罪が成立する可能性があります。

妊娠詐欺の相談事例

妊娠詐欺(中絶詐欺)で弁護士に相談される事例の中から、よくあるケースをピックアップしました。全てのケースが妊娠詐欺とは言い切れませんが、あなたが被害にあったのかどうなのかの判断材料としては有効ですので、さっそく見て行きましょう。

ケース①:避妊したはずなのに妊娠したと言われている

出会い系アプリで知り合った女性とその日のうちに肉体関係をもったところ、1ヶ月ほどして、「生理が来ないので妊娠検査薬で確かめたら陽性だった」と連絡が来ました。中絶費用の請求もされています。ちゃんとコンドームも装着していたのに納得がいきません。

ケース②:エコー写真と妊娠検査薬の画像が送られてきた

チャットで知り合い、リアルで肉体関係を持つようになった女性から妊娠したとメッセージが届き、中絶費用を払って欲しいと頼まれた。エコー写真と陽性反応の出た妊娠検査薬の画像も送られてきた。

ケース③:診断書を見せられた

ネットで知り合って身体の関係を持った女性から、妊娠したので話し合いがしたいと呼び出され、産婦人科の医師が書いた診断書を見せられた。中絶同意書へのサインと、診察費や中絶手術の費用、術後の治療費を合わせて前払いして欲しいと言われている。本当に自分の子供であるか疑わしい。

ケース④:高額な中絶費用を請求されている

飲み屋で女性と意気投合してその流れでホテルに行き性的関係を持ちました。後日、「妊娠したので堕胎費用が50万円かかるので払って欲しい」と言われました。もし妊娠が本当だとしてもそんなに費用がかかるものなのでしょうか。中絶手術に立ち会うと伝えましたが、「会いたくない。お金だけ振り込んで欲しい」と言われています。

ケース⑤:慰謝料(示談金)を請求されている

SNSで知り合って実際に遊ぶようになった女性と先日初めて男女関係になりました。その後、女性が妊娠したとのことで、中絶費用として20万円渡しました。しかしさらに、「中絶したことで子供が産めない身体になった。」と言われ200万円の慰謝料で示談にすると言われています。

ケース⑥:休業損害を要求されている

仲良くなった風俗嬢とLINEのやりとりをするようになりました。ある日、いつものようにその子を指名して、本番行為をしたのですが、後日妊娠したとのLINEメッセージが送られてきました。人口妊娠中絶はすでに済ませたが、手術の影響でしばらくお店で働けないので、休業損害として100万円を要求されています。中絶の同意書は自分で書いたそうです。

ケース⑦:出産費用と養育費を請求されている

数ヶ月前まで男女関係にあった女性からしばらくぶりに連絡があり、「別れた後に妊娠に気づいた。もう堕ろせない時期だから出産する。出産費用と養育費を先払いで払って欲しい」と500万円請求されている。もうとっくに別れたのに今更そんなことを言われて困っている。

ケース⑧:家族や会社にバラすと脅されている

遊びの関係で付き合っていた女性から妊娠したと告げられ、中絶費用や慰謝料の要求を拒否したところ、「払わないならアナタの家族や会社にばらす」と脅迫されている。妻や職場に知れたら離婚や解雇などに発展するのではと怖くて仕方がない。

ケース⑨:夫と名乗る者に脅迫された

出会い系サイトで知り合った女性とその日のうちにラブホテルに直行した。後日、妊娠したので中絶してくると一方的に言われ、多額の中絶費用を請求された。妊娠の証拠を見せるまで支払えない旨伝えると、男性の声で電話があり、「人の妻に手を出しやがって。不貞の慰謝料を払ってもらうからな。お前の家も職場も調べりゃすぐわかるから逃げるなよ」と脅迫された。

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妊娠詐欺の手口

”偽装”の証拠を用意する

海外サイトやネットオークションで販売されている陽性反応の出た妊娠検査薬や、ネットの画像検索で手に入れたエコー写真で男性を信用させます(偽造エコー写真の購入のケースもあり)。稀ではありますが、テンプレート配布サイトからダウンロードできる医師の診断書を偽造していた事案もあります。

偽装された証拠であるかどうかは、妊娠の嘘を見抜く方法で確認することが可能です。

他の男性との間で妊娠したことを利用してくることも

女性がたまたまパートナー(夫や彼氏)との間で妊娠したことに乗じて、他の男性に妊娠詐欺を働く手口もあります。

妊娠自体は事実であるため、本物の診断書やエコー写真を証拠として男性に突きつけることができます。そのため、詐欺被害に男性が気付きにくいとう特徴があります。

この手の妊娠詐欺を働く女性に、出生前の親子鑑定(DNA鑑定)を提案しても応じることは当然ありません。

詐欺が通用しないとなると恐喝してくる

”詐欺が通用しないなら恐喝”という二段構えの手口もあります。「お金を払わないなら奥さんや勤務先に事実をばらす」というのが常套句です。

男性の住所や職場は、携帯番号から個人特定をする方法を実施したり、ホテル内で免許証や保険証、勤務先の名刺等を盗み見たり、巧みに聞き出すなどして確保します。

また、夫と名乗る者が登場して不貞(不倫)の慰謝料を請求してきたり、彼氏と名乗る者が恫喝してくる美人局の手口もあります。

事実確認ができるまでは絶対にお金を払わない

妊娠詐欺では…と疑いつつも、早く対処しなくては問題が大きくなる。そう焦ってしまい、「お金で解決できるならば…」と女性の求めに応じて支払をしてしまう男性も少なくありません。

しかし、焦って支払ってしまったことで「カモ」扱いされ、継続して金銭を毟り取られる被害が続出しています。どのような理由があれ、妊娠が確認できるまでは『絶対にお金は払わないで下さい』

無視はしない

妊娠詐欺は、無視をすることで自然消滅的に解決することもあります。しかし、既に相手に自分の名前や住所、勤務先などを知られている、または、携帯番号を知られている場合には無視は避けておくべきでしょう

こういった者は無視した相手の自宅に押しかけたり、職場に連絡をしてくることも相談事例としてよくあります。携帯番号から個人情報を調査してくることもあるので注意が必要です。

処罰感情が強いなら警察へ

妊娠詐欺は、”妊娠が嘘である”ことの証明が難しいため、警察が逮捕に踏み切ってくれるケースは多くありません。

しかし、何度も金銭請求してくる、恐喝が伴うといった悪質性・違法性の高いケースでは逮捕してくれる可能性も高まります。

例えば、出産費用などの名目で”繰り返し”金銭請求した事件や、出産費用を払わなければ”会社にばらすぞと恐喝”した事件では実際に警察が逮捕に踏み切っています

相手への処罰感情が強いのであれば、女性とのやりとりがわかるものや(メールやLINE、添付画像も)、エコー写真・診断書・妊娠検査薬など手渡された物があればそれらを証拠として持参し、被害届や告訴状を提出しましょう。

穏便に解決したいなら弁護士へ

妊娠詐欺を”おおごと”にして家族や勤務先に知れたら困る方は弁護士に穏便に解決してもらうようにしましょう

弁護士が、刑事告訴や訴訟も辞さない姿勢で交渉にのぞめば、逮捕や損害賠償を免れたい相手は聞く耳を持たざるを得ません

また、弁護士は弁護士法23条の照会制度を利用すれば、相手女性の身元や素性を調べることも可能です。なお、病院によって応じるかどうかは異なりますが、女性が診察を受けたと主張する病院に対して情報開示を求めることも弁護士であれば可能です。

彼等の目的は”お金”です。弁護士が交渉すれば多くのケースにおいて穏便に解決が図れますのでまずは相談してみましょう

当法律事務所では、家族や職場に知られずに妊娠詐欺の被害を穏便に解決することを得意としております。親身誠実に、そして日本一気軽に相談できる法律事務所ですのでどうぞ遠慮なくお電話下さい。相談する勇気が解決への第一歩です。

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