ストーカーから脅迫されたら、ストーカー規正法と脅迫罪、どちらが適用されるのか。

被害者にしてみれば、「どちらでもいい!とにかく被害を何とかして欲しい!」そう思うことでしょう。しかし、どちらの法律を適用するかによって、被害者にとっても加害者にとっても大きく異なる結果となります

そこでここでは、ストーカーと脅迫の線引きや違いについて弁護士がわかりやすく解説していきたいと思います。

脅迫被害に強い弁護士に無料相談してみる
日本一気軽に相談できる法律事務所です
  • 全国どこからでも24時間年中無休でメールや電話での相談ができます
  • 相談は初回だけではなく何度でも無料です
  • ご相談やご質問のみでも気兼ねなくご連絡ください
  • 家族や職場に知られずに弁護士が早急に解決します
  • 恐喝・脅迫の専門知識をもった弁護士が親身に誠実に対応させていただきます

ストーカーと脅迫の線引きはどこ?

刑罰の重さ

ストーカー規制法に違反すると、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金となり、行為の悪質度によってはさらに刑罰が重くはなりますが、それでも1年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。それに比べて脅迫罪の場合は『2年以下の懲役又は30万円以下の罰金』となっており、懲役の年数でいえば脅迫罪の方が重いのです。

両方の法律が適用可能な事案で、被害者が加害者により重い刑罰を受けてもらいたいと考えるのであれば脅迫被害で被害届や告訴状を警察に出すことを選択することになります。

目的

ストーカー規制法では、「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的」をもってつきまとい行為をした場合には同法が適用されるとしています。

一方で脅迫罪にはそういった恋愛感情は求められません。相手を怖がらせようという故意があればよいとされています。

反復性

ストーカーの行為と言えるかどうかには「反復性」が求められます。すなわち、一度だけつきまとった・一度だけ待ち伏せたというだけではストーカー行為にはならず、何度も行ったかどうかが判断の基準の一つになるのです。

これに対して、脅迫罪は一度脅迫しただけで犯罪が成立します。この点も大きく異なるところです。

たとえば、「あなたの恥ずかしい写真をネットにアップロードする」と相手が1回だけ伝えてきた場合、反復性がないためストーカー行為として規制はできません。しかし、名誉を害する告知として脅迫行為には該当します。

行為

脅迫罪は、相手または相手の親族に対して、生命・身体・自由・名誉・財産を害することを告知すれば成立します。

それに対して、ストーカー規正法違反となるのは”つきまとい行為等”を反復して行ったときです。”つきまとい行為等”とは以下の8つに分類されます。

つきまとい行為等とは
  • ①自宅や勤務先、学校などの周辺で待ち伏せしたり、押しかけてきたり、尾行してつきまとうこと
  • ②相手の服装や外出時の行動等を知っていると伝えてくるなど、監視していることを告げてくること
  • ③会ったり、交際することを強要してきたり、相手に義務がないことを行わせること
  • ④怒鳴りつける、家や職場の前で大声で叫ぶなど、乱暴な言動をすること
  • ⑤無言電話や、相手が拒否しているのに何度も電話やFAX、メールを送りつけること
  • ⑥糞尿、犬猫の死骸など、汚物や動物の死体等を送りつけること
  • ⑦相手の恥ずかしい写真や個人的な秘密をネットに書き込むと伝えるなど、相手の名誉を傷つけることを告知すること
  • ⑧使用済み避妊具、精液が付着したティッシュ、わいせつ写真など、相手の性的羞恥心を害する物などを送付すること

ストーカーと脅迫の線引きや違いについてもっと詳しく知りたい方は、脅迫罪についてわかりやすく丁寧に解説した記事がありますので、合わせて読むことをお勧めします。

脅迫被害に強い弁護士に無料相談してみる
日本一気軽に相談できる法律事務所です
  • 全国どこからでも24時間年中無休でメールや電話での相談ができます
  • 相談は初回だけではなく何度でも無料です
  • ご相談やご質問のみでも気兼ねなくご連絡ください
  • 家族や職場に知られずに弁護士が早急に解決します
  • 恐喝・脅迫の専門知識をもった弁護士が親身に誠実に対応させていただきます

このストーカー行為は脅迫にあたる?

「ストーカーの被害を受けているのですが、このケースでは脅迫にもなりますか?」という質問をよくいただきます。そこでここでは3つの事例をもとに弁護士がその質問に回答したいと思います。

ケース①:性行為の動画の拡散を仄めかす

女性相談者
彼氏に別れを切り出したら、「許せないから隠し撮りをしていた動画をネットに晒す」と言われました。何度もやめてほしいと伝えましたが、拡散させてやるから覚えておけよと脅されています。

弁護士

性行為の動画をネットに拡散されたら、あなたの”名誉”が傷つくことになります。名誉を害することを複数回告げてきていますので、ストーカー規正法のつきまとい行為に該当します。

また、名誉に対する害悪の告知として、脅迫にもなります

ケース②:無言電話を拒否したら動物の死骸がドアノブに…

女性相談者
男性からの交際の申し出を断った後から深夜に非通知で無言電話が鳴るようになりました。気味が悪いので非通知拒否設定にしたのですが、ある日仕事を終えて帰宅すると、ドアノブにネズミの死骸が入ったビニールがぶら下げてありました。エスカレートして私が襲われるのではと不安で仕方ありません。

弁護士
無言電話や動物の死骸を玄関に置くことはストーカー行為となります。しかし、これらの行為をもって脅迫とするのは難しいでしょう。脅迫罪は、不安を与えるだけでは成立せず、客観的にみて「怖い」と感じさせる行為でなくては成立しないからです。ただし、異常な回数の無言電話や死骸の送付が続けば、客観的にみて恐怖感を抱くとも考えられるため、脅迫になる可能性もあります。

ケース③:復縁を迫られた挙句に怒鳴られた

女性相談者
元夫からしつこく復縁を迫るLINEが続いたためブロックしたところ、ある日自宅のマンション近くで夫が待ち伏せをしていて、「テメェ無視してんじゃねえぞ!こっちが頭を下げているのに何様だよ!!」と凄い剣幕で怒鳴られました。怖くて走って自宅に逃げ込んで事なきを得ましたが、これは脅迫になりますか?

弁護士

復縁(交際)の強要や待ち伏せはつきまとい行為としてストーカーとなります。ただし「怒鳴る」行為だけでは原則として脅迫とはなりません。生命や身体などに対する害悪の告知をしたとまでは言えないからです。

しかし、怒鳴るだけでも脅迫となるケースもあります。例えば、復縁を迫る中で、「元鞘に収まらないなら俺も何をしでかすか分からない」といった言葉があり、その流れで怒鳴られれば、殴られたり、最悪殺されるのではと感じることもあるでしょう。そのため、状況によっては脅迫になることもあるでしょう。

脅迫されたら相談を

最初は恋人や友人としていい関係を築いていたのに、感情のもつれから相手がストーカーしてしまうことは残念ながら少なくありません。単なるつきまといだけではなく、「殺す」などと脅迫してくるストーカーもいるのです。

脅迫というのは、尾行や待ち伏せ、監視といった行動から、”相手に危害を加える”方向に一歩進んだ行動です。近年、マスコミでも報道されているように、ストーカーから凶悪犯罪に繋がるケースも少なくありません。命に危険が迫っているときは警察に相談しましょう

事を荒立てたくない。報復が怖いという方はストーカー対策に強い弁護士があなたを全力で守ります。当法律事務所は、日本一気軽に相談できるをモットーに、親身に誠実に対応しますのでお気軽にご相談ください。相談する勇気が解決への第一歩です。

脅迫被害に強い弁護士に無料相談してみる
日本一気軽に相談できる法律事務所です
  • 全国どこからでも24時間年中無休でメールや電話での相談ができます
  • 相談は初回だけではなく何度でも無料です
  • ご相談やご質問のみでも気兼ねなくご連絡ください
  • 家族や職場に知られずに弁護士が早急に解決します
  • 恐喝・脅迫の専門知識をもった弁護士が親身に誠実に対応させていただきます

法律問題・トラブルで悩んでいる方は弁護士に無料で相談しましょう

全国対応で24時間、弁護士による無料相談を受け付けております。

弁護士と話したことがないので緊張する…相談だけだと申し訳ない…とお考えの方は心配不要です。

当法律事務所では、ご相談=ご依頼とは考えておりません。弁護士に解決方法だけでもまずは聞いてみてはいかがでしょうか。

ご相談のみで問題が解決する方も多くおられますので、日本一気軽に相談できる法律事務所にメールまたはお電話でご連絡ください。