モラハラが「パワハラ」とか「セクハラ」と肩を並べマスコミでクローズアップされる時代に転換しています。とりわけ、職場におけるモラハラが話題になっています。

自分で上司や同僚からモラハラされていると感じたことはありますか。まさか、自分が気づかないうちに、部下や同僚にモラハラしてはいませんか。

職場における「モラハラ」は、上司とか同僚などの加害者が主体となって、部下など被害者の心理状態をコントロールする違法なアクションですから、法的には「職場における不法行為」の案件になります。

そうだとすれば、法的にも非難される現象の発生を防ぐ配慮が必要です。そのためには、職場の周辺でモラハラが生起していないかを確かめなければなりません。

自分が上司や同僚からターゲットにされていないか、気がつかないで自分が周りにモラハラしていないか。それを確かめるために、「モラハラ診断チェックリスト」を見直すようおすすめします。

まずは自分のモラハラ危険度をチェック

 それでは、職場で「自分がモラハラをしていないか」を確認するために、「自分のモラハラ加害者としての危険度」をチェックしてみてはどうでしょうか。

自分が職場の上司とか同僚など周りに対して「モラハラする危険性」の度合いを確かめるために、次の項目をチェックしてみましょう。

外面がよく社交的に見えるか

周りにモラハラしやすい人は、ハートのうちとは違い、他人と交流するシチュエーションでは外面(そとづら)がよく、いかにも社交的な人格者に見えるといわれます。

お付き合いを始めた当初は優しく献身的か

周りに対しモラハラの加害者になりやすい人は、お付き合いを始めた当初は、優しく献身的に見えるといわれます。

何につけても自分を優位にします

周りにモラハラしやすい人は、自分は優れていると自信にあふれていますから、何事につけても、自分を優位におく特徴があります。

他人を支配しようとします

モラハラ加害者になる危険性が高い人は、自分は優秀だからと信じていますから、周りを支配しようとする傾向があります。

周りに文句をつけやすい

他人を支配したがる人は、周りを馬鹿者扱いして、すぐ文句をつけやすいといわれます。

他人に責任を擦(なす)り付ける

自分は絶対にミスをしないと信じていますから、トラブルが発生しても、その責任を周りに擦り付けます。自分の過ちを他人のせいにしてしまいます。

自分の過ちを絶対に謝らない

いつも自分ほど正しいものはいないと考えていますから、ミスをしても絶対に謝ろうとはしません。

これまでのチェックリストを見てきて、なにか思いあたるリストはありましたか。ご自分の「モラハラ危険度」を確認されるようおすすめします。

職場でのモラハラ予備軍のチェックリスト

次に、職場におけるモラハラの加害者になる可能性があるかもしれない、いわば「モラハラ予備軍のチェックリスト」を確かめてみてはどうでしょうか。

いわゆる「モラハラ予備軍のチェックリスト」としては、以下の項目をピックアップすることができましょう。

周りの成功話を嫌います

モラハラ予備軍といわれるタイプは、自分が優秀だと思い込んでいますから、周りで成功した話を嫌い、そんな情報を跳ねのけようとする傾向がみられます。

自分と価値観が異なる人を理解しようとしない

社会の構造が複雑化したので、個人の価値観も多様化した現代です。

そうした現代において、このタイプの人は、自分の価値観が最高だと考えていますから、自分とは価値観が異なる人を理解しようとはしません。

他人との「共鳴感」をもてない孤独な人です。

周りを疑いやすい

他人との共鳴感をもてない孤独な人は、他人に責任を擦り付けようとしますから、いつも周りに疑いの目を向ける傾向があります。

周囲に自分のやり方を押しつける

職場でのモラハラ予備軍になりやすいタイプは、自分が優秀だと思い込んでいますから、周りのアクションをコントロールしようという姿勢になってしまい、「自分のやり方」を周りに押しつけます。

自分とは反対の意見に強く反発します

このタイプでは、自分ほど正しい者はいないと考えていますから、自分とは反対の意見に対して強く反発し、大声で怒ったりします。

自分の思いどおりにならないと不機嫌になります

モラハラ予備軍といわれるタイプでは、なんでも自分のやり方を強行しようとしますから、仕事の進行が自分の思いどおりにならないと、立腹してしまい、不機嫌になってしまいます。

立腹されないよう工夫をおすすめします。

無益な意見を跳ねのける

自分のやり方を強行しようとするタイプの人は、自分の意見が正しいと信じていますから、自分に有益な意見でなければ、無益な意見として跳ねのけ、それが仕事の進行にとって有益な意見であっても、耳を傾けようとはしません。

趣味がなくストレス解消法を知らない

周りにモラハラしやすい人として「モラハラ予備軍のチェックリスト」にあげられるタイプは、どちらかというと、趣味が少なく、自分の心理状態を心理学的にコントロールして、そのストレスを解消する対処法を知らない傾向があります。

その結果、ハートのうちにストレスが蓄積されると、周りに当たり散らしてしまいます。

そうならないためにも、生きる人間の行動を研究対象とした心理学上の法則を自分の生き方のなかに反映されるようおすすめします。

相談できる相手がいない

周りにモラハラしやすい人として「モラハラ予備軍」とされるタイプの人は、孤独ですから、周りに自分の悩みを相談できる相手がいないケースが多いようです。

信頼して、なんでも相談できる相手を探すようおすすめします。

ここにあげたリストを見直して、自分は「モラハラ予備軍」でないかどうかを確かめておきましょう。

職場のモラハラ上司をチェックしよう

それでは、職場におけるモラハラ上司のチェックリストを見てみましょう。

ここでは、「細部のリスト」ではなく、「最も重要なリスト」をあげてみます。

  • 自分よりも下と判断した相手を「見下ろす」態度をとります。
  • 自分の利益のために他人を利用しようとします。
  • 相手の邪魔(じゃま)をします。

これら3つのチェックリストについて見直し、自分は「モラハラ上司」でないかどうかを確かめてみてはどうでしょうか。

人を見下ろす

職場の上司の立場から周りに対してモラハラしやすい人は、自分の部下だけでなく、自分よりも「下の人」だと判断したときは、肩を怒らせ、その相手を「見下ろす」態度をとる傾向があります。

たとえば、周りから挨拶されても、これにお返しの挨拶をするどころか、ふんぞり返って相手を無視した姿勢になります。

それどころか、ときには相手の意見も聞かないで、威張り腐った発言をします。

偉そうな素振りを見せながら、ハートのうちでは、他人より上位のポジションを維持したいと思っているからこそ、相手を見下ろすようになります。

こうしたタイプの上司は、精神的に不安定な傾向がみられます。

自分が精神的に不安定の状況に陥っていると、無意識のうちに、そのイライラを解消しようとする心理学上の「防衛機制」がはたらき、他人を見下ろし、理由もなく攻撃していくようになります。

周りを見下ろしたがる人は、自分が偉いと考えやすく、高いプライドを持っています。

いつも、だれよりも優位な位置に座っていたいという暗示に支配されがちになります。

ですから、自分より弱い立場にある部下を見下ろし攻撃していきます。

周りを見下ろすタイプの上司は、自分に自信があります。

自信に満ちた上司は、自分の経験からも、部下など周りの人を見下ろしたがります。

自分は周りの人より優位に立っていると思っていますから、自分にはない長所を有している人に対しては嫉妬心をもつようになります。

自分よりも能力がある優秀な部下まで嫉妬してしまいます。

こうして自分が優位に立った上司だと感じているうちに、いつのまにか、そういう心理状態に一種の「快感」を覚えるようになってしまいます。

人を見下ろす心理は、ほかの快感とは味が異なる「一種独特な快感」として、彼を快感の泥沼に引きずり込みます。

ここまで泥沼に沈みこむと、その独特な快感を満喫(まんきつ)するため、人を見下ろす態度は止められなくなってしまいます。

人間の思い込みという心理状態は恐ろしいものです。

人を見下ろし、自分が思うようなアクションを周りに押しつけ、快感をエンジョイするという心理状態は異常というしかないでしょう。

これこそ、まさにモラハラ加害者の心裡状態といえましょう。

部下の自分としては、「見下ろす」態度を取る上司に対しては、モラハラ上司のターゲットにされないような工夫をおすすめします。

別のページで解説している「モラハラ対策」を参照しましょう。

人を利用しようとする

自分が周りより優位に立って、人を見下ろしたがるタイプの上司には、「人を利用しようとする」傾向がみられます。

優位に立った自分の利益のためなら、あらゆる手段を取って他人を道具のように利用しようとします。

自分とおなじような部課長など管理職についている人の優れた企画案を平気で横取りして、正真正銘な自分のプランとして取締役会に提出します。

ひとたび、モラハラのターゲットにした部下は見放しません。

ターゲットにした部下の行動を厳しく監視し、部下の行動を利用し、自分が企図する方向に仕向けていきます。

自分の仕事のやり方をターゲットの部下に強要し、彼を心理的にコントロールしていく姿勢を継続していきます。

このように部下を利用しようとする上司は、計画した方向に部下を進める根回しがうまいといわれます。

イケメン上司なら、その外貌から、周りを引きつける魅力があるでしょう。

でも一皮剥けば、モラハラ加害者なのかもしれません。

周りの人を利用する上司は、「口がうまい」ともいわれています。

確かに口がうまい上司には魅力を感じます。

この上司なら信頼してついていけそうだと、思う部下が多いでしょう。

しかし、口のうまさの陰には「モラハラ加害者」の正体が潜んでいるかもしれません。

そうだとすれば、上司の「口のうまさ」もチェックリストの一例といえましょう。

人の邪魔をする

何事につけても「人の邪魔をする」のが、モラハラ加害者上司かどうかをチェックするリストのひとつといわれます。

そもそも、「モラハラ加害者」は、自分よりも才能があり能力が高い人とか、自分に比べて社会的にもポジションの高い人に対して強い嫉妬心を滾(たぎ)らせる傾向があります。

自分よりも優秀な部下に対してもおなじ心理状態に落ち込みます。

すると、「あいつはダメ人間で仕事ができない」と周りに言いまわるとか、部下が作成した重要文書を破棄します。

ときには、重要な仕事を与えないで雑用だけ命じるようになってしまいます。

モラハラ加害者になってしまった職場の上司は、ターゲットの活動を邪魔して、ターゲットを心理的にもコントロールするアクションを継続していきます。

このように部下の仕事の邪魔をする上司の心理状態は理解できないとおっしゃる方がおおいことでしょう。

部下の仕事の邪魔をして、その仕事の完成を混乱させれば、管理職にある上司自身の業績もそれだけ低下するはずです。その矛盾に気づかないのでしょうか。

自分で自分の首を絞めているのに気がつかないのかもしれません。やはり異常な心理状態といえましょう。

邪魔をされた上司に対しては、二度と邪魔されないような工夫や対策を講じましょう。

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