協議離婚の慰謝料相場と支払いを拒否されそうな場合の対応策とは?

あなたは、今、「協議離婚で慰謝料請求したいけど相手が払ってくれるかどうか不安」という悩みを抱えていませんか?

協議離婚で相手に慰謝料請求するとしても、本当に、相手が支払ってくれるかどうかという点も多くの方が抱える悩みの一つです。

本記事では、協議離婚の慰謝料の相場や支払いを拒否されそうな場合の対応策について、離婚に詳しい弁護士が解説します。

ぜひ、最後までご一読いただけると幸いです。

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慰謝料請求する理由別の慰謝料相場

慰謝料請求する理由は配偶者の不貞行為(第三者と肉体関係を持つこと)、DV、モラハラ、悪意の遺棄、セックスレスなど様々ですが、理由別にみた場合の相場は以下のとおりです。

理由相場
不貞行為100万円~500万円
DV・モラハラ100万円~300万円
悪意の遺棄50万円~300万円
セックスレス50万円~300万円

もっとも、実際上、慰謝料請求する理由は、不貞行為のほかDV・モラハラなども加わり単一でない場合が多いでしょう。

また、慰謝料の金額は慰謝料請求する理由のみならず、配偶者との婚姻期間、配偶者の不貞行為等の回数・期間、配偶者の職業・社会的地位・年収・資産、あなたが受けた精神的苦痛の程度など様々な要素を考慮して決めます(婚姻期間3511カ月、浮気期間約14年で500万円の慰謝料を認めた判例(東京地裁平成141021日)などあります)。

したがって、慰謝料の相場には幅があり、上記の相場はあくまで目安としてお考え下さい

協議離婚で配偶者に慰謝料を請求するメリット

協議離婚で配偶者に慰謝料を請求することには、どんなメリットがあるのでしょうか?

 手間暇かける必要がない

調停、裁判ともなれば、解決までに時間や費用(弁護士費用、訴訟費用)がかかることを覚悟しておかなければなりません。

他方で、協議離婚では、裁判所を通す必要がないことから、調停、裁判ほど手間暇をかける必要はありません

もっとも、そもそも協議離婚では、離婚や慰謝料について、相手にどのタイミングでどう切出してよいのか分からない、という場合も多いでしょう。

また、仮に、話し合いになった場合でも、お互いが感情的になって冷静な話し合いができないことも予想されます。

そうした場合は、たとえ協議離婚でも、解決までに一定の負担や時間がかかることは覚悟しておかなければなりません。

相手との話し合いに負担を感じるようであれば、信頼できる知人や弁護士などを間に入れることも検討しましょう

調停、裁判ほど厳格さが要求されない

調停、裁判では、配偶者に慰謝料を請求する場合にその根拠となる証拠を提出することが求められます。

そして、特に、裁判では証拠によって、慰謝料請求する理由を基礎づける事実(たとえば、不貞行為を理由とする場合は「肉体関係があった事実」など)を証明しなければ慰謝料請求することができません。

他方で、協議離婚ではここまでの厳格さは要求されません

つまり、明確な証拠がなくても配偶者が合意さえすれば慰謝料請求することは可能です。

もっとも、実際には、配偶者がそうすんなりとあなたの慰謝料請求に合意するケースは少ないでしょう。

そこで、協議離婚でも配偶者から合意を取り付けるには、不貞行為等に関する証拠を確保しておくことが極めて大切となってきます。

証拠価値のある証拠を配偶者に突きつけることで、配偶者から合意を取り付けることができる可能性が高くなります。

協議離婚で合意した慰謝料を支払わせるための方法

配偶者から慰謝料につき合意を取り付けることができたとしも、口約束で終わらせてしまっては意味がありません。

なぜなら、口約束では、後々言った言わないの紛争に発展する可能性があり、合意を反故にされてしまう可能性があるからです。

以下では、そうした事態に陥らないための方法についてご紹介します。

協議離婚書を作成する

協議離婚書とは、慰謝料のほか、離婚の合意、親権、面会交流、養育費、財産分与、年金分割などについて、配偶者と合意した内容を記載した私文書のことです。

合意内容を明確にし、履行させることを目的として作成するものです。

仮に、配偶者が合意内容を履行しない場合は、訴訟を提起することも検討しなければなりませんが、提起した場合は、協議離婚書を証拠として使うことも可能です。

離婚協議書は私文書ですから、離婚当事者が作成することも可能です。

もっとも、作成に不慣れなため内容に曖昧な部分を残す場合は、後日、紛争に発展する可能性もあります。

そのため、弁護士、行政書士などの専門家に作成を依頼するか、ご自分で作成した場合でも、一度、専門家にチェックしてもらった方が安心です。

公正証書を作成する

公正証書とは、公証役場に勤める公証人が作成する公文書です。

公正証書に記載する内容も離婚協議書に記載する内容とほぼ同じですが、公証人しか作成することができません。

また、その他の協議離婚書との決定的な違いは、公正証書には強制力が付与されるという点です。

すなわち、相手が慰謝料の支払いを怠るなど金銭的債務を履行しなかった場合には、公正証書を債務名義として、相手の財産を差し押さえる手続きを取ることが可能になるというこです(もっとも、この手続きが可能となるのは、公正証書に、「財産の差押え手続きを取られてもかまわない」という相手の承諾(認諾)の文言を入れた場合(強制執行認諾付き公正証書を作成した場合)に限ります)。

協議離婚書を作成する場合と同様に、公正証書を作成するには、まず夫婦で離婚や慰謝料をはじめとする離婚の条件について話し合い、近くの公証役場に電話し、公証人との面談の予約を取ります。

その後、調整された日時に公証役場へ足を運び(夫婦のいずれか一方でよいです)、公証人との面談で、公証人に話し合いの内容を伝えます。

公証人は話し合いの内容を基に公正証書の案を作成、夫婦に提示し、公正証書に署名・押印すれば完了です(代理人による手続きを認める公証役場もありますので事前に問い合わせておきましょう)。

公正証書を作成するには手数料を納付する必要があり、手数料は相手に請求する慰謝料や財産分与の額によって異なります。公証役場や公証人に問い合わせるなどして事前に確認しておくとよいでしょう。

相手から慰謝料の支払いを拒否されそうな場合の対策            

最後に、話し合いの際に、「収入が少ない」、「貯金・資産がない」ことなどを理由として配偶者から慰謝料の支払いを拒否されそうな場合にとれる主な対策について解説します。

いずれの対策も早めにとっておくことが大切です。

不貞行為等の証拠をつかんでおく

相手が慰謝料の支払いを拒否するのは、相手が「どうせ拒否しても強制的に支払わされることはない」などと高を括っているからかもしれません。

そこで、仮にそう思われている節がある場合には、相手に「拒否すれば、強制的に払わせられることになるよ」というプレッシャーをかけることが必要です。

相手にプレッシャーをかけるには、不貞行為等の証拠をつかむことです。

証拠をつかむことができれば、相手により説得力のある主張をすることができますし、調停・裁判を起こすことをちらつかせ、強制的に払わせられることになる、というプレッシャーをかけることができます。

慰謝料請求する代わりに財産分与で希望する財産を分けてもらう

たとえば、収入、預貯金、債務状況からして慰謝料は払えない場合でも、不動産(土地・建物)、車、家電・家具などの動産を所有しているということはあるでしょう。

そうした場合は、慰謝料請求する代わりに、財産分与であなたが希望する財産をわけてもらうというのも一つの方法です。

なお、こうした慰謝料の意味合いが含まれる財産分与のことを慰謝料的財産分与といいます。

もっとも、本来、慰謝料請求権と財産分与請求権は別個の権利と考えられています。

そのため、仮に、慰謝料的財産分与を受けた後でも、相手に財産があることが判明した場合などは、改めて(財産分与で受けた額を除いた金額の)慰謝料を請求することも可能です。

弁護士に交渉を依頼する

相手が慰謝料の支払いを拒否する場合でも、弁護士に交渉を依頼すれば、探偵事務所と協力して証拠の収集に努め、集めた証拠を使って的確に主張し、慰謝料を請求してくれるでしょう。

また、配偶者に財産開示を求めるなど、配偶者から慰謝料支払いの合意を取り付けるためにできることを行ってくれます。

何より、弁護士に依頼することで、相手に離婚や慰謝料請求に向けての本気度を伝えることができますし、弁護士が法律の専門家であることから、「支払いを拒否したら調停・裁判を起こされるかもしれない」とより相手に思わせることができます。

弁護士に依頼することで、よりスムーズに相手から合意を取り付けることができるといえそうです。

まとめ

協議離婚で慰謝料を請求するには、証拠を集めることなど事前の準備をしっかり行ってから、配偶者に切出すことが大切です。

何から手をつけたらよいのか分からない、という方は弁護士に早めに相談しましょう。

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